オレンジ。
今回の記事は内容が多めです。お時間のあるときにご覧いただけると幸いです。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。今この記事を読んでいる貴方の時間軸はいつでしょうか?お腹が減った頃でしょうか。あるいは猛烈に眠たくなってきた頃でしょうか。いつでもええわ。
さて本日6月7日、皆さまご存知の通り大阪環状線からオレンジの201系が引退となりました。ということでこれまで撮影してきた201系の写真を載せていきます。個人的には103系に比べると撮影枚数はずっと多いので、そこそこ思い入れはあります。環状線とは縁もほど遠い滋賀県民だけど。
思えば私が一眼を持ってはじめて行った場所が環状線の福島駅でした。今から1年半くらい前の話です。あの時はまだピント合わせだとか、マニュアル設定だとか、そういったものに対して未知の領域でした。そしてやってくるのは環状線の周回運用に毎日入っていた201系。201系と共に一眼に慣らしていった、そんな感じです。そろそろこのへんで本題入れって誰かに言われそうなので入りますね。
2017/10/12
このへんが一眼持って間もない頃の写真です。福島はあまりに酷かったので割愛。
1枚目の車掌さんの指差し、かっこよくないですか?ビシッと決まってません?
一眼持ってから間もない頃の自分、ボケとかを楽しみたいんでスナップばっか撮るんです。そしてそのスナップを撮ってる自分がとても「楽しい」。いろんな画角を探して、ああでもないこうでもないと四苦八苦。でもそうやっている時間すらも楽しいと思えてくるんですよね。
2017/12/5
期末テストが終わり、着替えもせずスクランブル発進して撮りに行ったやつです。バカですね。103系が引退してから2ヶ月、201系も近いうちに引退するのも時間の問題だといった話が出ていた頃だと思いましたが、まだ私のように追っかけている人は誰一人いませんでした。
暗い中での撮影はエントリー機にとってはとてもキツイです。しかも2010年発売の。来年で発売10年だぞ。新しい機材が欲しいと何度言ってもお金は降ってこないですし悲しいですね。そんなことはさておき、4枚目のスナップですが、本当にこれは偶然の1枚だなぁと今でも思ってます。遠くで201系と323系が離合し、それを眺める一人の紳士。彼の目にも「世代交代」の四文字は見えていたのでしょうか。
2018/5/31、7/12
年号が変わり2018年。ダイヤが変わり201系の周回運用は代走以外で撮れなくなった頃だったと思います。この頃が一番熱心に追っかけていた頃だったかな?編成からスナップまで、いろんな駅先で記録しました。こうして見ると環状線やゆめ咲線は平坦なストレート構図で撮れる場所って少ないのかもしれませんね。それはそれで変化があって面白いですが。
2018/8/20
この日はとある方との撮影でした。初めてルクア大阪の俯瞰構図を試してみましたが、ガラス越しの撮影の割にはけっこうよく写ったなと思います。それまでなかなか出会えなかったLB14編成をようやく一眼で記録できた日でもあります。一人でも記録は楽しいですが、複数人でやるとコミュニケーションが取れたりと、また違った楽しさがあります。
2018/11/7
ダイヤ改正で02M〜06Mの運用がなくなってからの出来事です。この日はとりあえずゆめ咲線へ出て運用の確認。ユニバラッピングとハリポタラッピングなのを確認してから大阪城公園へ。そこには以前に撮った編成がずらりと止まっていました。いつかこれらにも終わりが来るのだろうか…と思いながらホームからシャッターを切りました。
この前日、201系が代走をしていたということで今日も入るかな、と淡い期待を抱いていましたがやって来たのは323系。そう簡単にはいかない。
この日を皮切りに、しばらく201系の撮影には行かなくなりました。
2019/6/4
こうして年号が変わり、ついでに元号まで変わってしまって1ヶ月経ち、気づけば引退まであと数日というところまで迫っていました。ここに来てようやく時間ができ、かつ201系は引退日まで代走で走り続けるということでもう行くしかないと決めました。最後のチャンス。これ以上悔いを残さないために。行きの電車で、そう心に決めました。
これまではほとんどが駅先での撮影でしたが、最後となる今回は沿線撮りを中心に撮影しました。その結果、これまでとは違った「横からの構図」を開拓することができ、バリエーションが増えました。京セラドームをバックにした構図なんかは前から行きたかったので、非常に嬉しい限りです。天王寺の駅名標と絡めた写真も気に入ってます。ルクア俯瞰もまた行ってみました。
それにしてもここまで熱心に追いかけられたのはいつぶりでしょうか。一度は辞めかけてしまったこの撮影でしたが、最後には「しっかりと記録に残したい」という気持ちの方が勝ってたんですね。実際、自分でもここまで熱心に、長期間にわたって一つの被写体を追いかけるといったことは今まであまりありませんでした。
例えお腹が減っても、猛烈に眠たくなってもこのオレンジの車体を追い続けたい。…というのは例えがおかしいですねはいそうですね
やっぱり、結局最後はどれだけ楽しんだか。これじゃないですか?
所詮自己満足の世界です。どれくらい記録するかなんて人次第です。私よりもずっと多く201系を撮ったり、上手くスナップを撮る人は何人もいらっしゃいます。私はあえてそういった人と自分とを比較せず、ひたすら自分の写真と向き合うといったことを続けてきました。だから引退直前になって撮影に行けたのかもしれません。
私は、このオレンジの「201系」という被写体を、楽しく追いかけることができて、本当によかったと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。